遺伝子検査の信憑性

京都の動物病院なら親切丁寧な対応のいなば動物病院

075-353-2700

〒600-8415 京都府京都市下京区松原通烏丸東入ル上ル因幡堂町728-2

診療時間/午前9:00~12:00 午後17:00~20:00(エキゾチック動物は最終受付18:30まで) 休診日:木曜・日曜午後・祝日午後

遺伝子検査の信憑性

スタッフブログ

2018/08/14 遺伝子検査の信憑性

ゲリラ雷雨が多い季節になりました!

わんちゃん、猫ちゃん、鳥さんなど、自宅のご家族は怖がっていませんか??

騒音や振動などのストレスから体調を崩す子もいるので、皆さん注意してくださいね

気にしない子は全く気にしないですけどね…

 

最近、色々な病気が遺伝子検査できるようになりましたが、それに伴い、

「遺伝子検査は信用できるのか?」という質問が増えてきました。

というのも、遺伝子検査で陰性(感染なし)と出たけども、病気を発症した、という悲しい例があるからです。

 

今日はそんな遺伝子検査の簡単な仕組みとなぜ結果が間違うのかをお話しします。

 

まず、現在行われている遺伝子検査はPCR法(polymerase chain reaction)と呼ばれる方法です。

簡単に言うと、病原体の特徴的な遺伝子があるか無いかを調べます。

 

調べる行程で、その特定の遺伝子を沢山コピーします。

沢山増えれば見つけやすい、というシンプルな考え方ですね。

しかし、ここで遺伝子検査の限界があります。

 

コピーを増やすにも時間が限られます。

その為、最初の検体(動物さんの血液や糞など)に病原体がほんのわずがしかいないと、十分にコピーされずに「陰性」と判断されてしまうことがあります。

つまり、陰性という結果は「病原体が存在しない」もしくは、「病原体がすごく少ない(検出限界以下)」という意味になります。

まあ、遺伝子検査に限らず、すべての検査方法において「検出の限界」というものは存在します。

 

じゃ、検査する意味はあるのか!と、言いたくなりますね。

検査は「陽性(感染あり)」を見つけるものだと思ってください。

「陽性」と結果が出たら、間違いなく陽性です。

(検体採取の時に他の子の物と混ざっていなければ…)

 

検査を出来るだけ信用できるものにする為に、

①どの検体(血液や糞など)を遺伝子検査するかしっかり選ぶ

病原体によって体のどの部分にいるかが違います。

 

②検査するタイミングを考える

病原体によって検出できるタイミングが違います。獣医さんに相談だ!!(頑張って勉強しますっ!)

感染した直後や身体の中で病原体がまだ増え切ってないなど…

 

③新鮮な検体を送る

遺伝子が傷付くと結果がうまく出ません。

 

④陰性と出ても、しばらく時間を開けて数回検査する

大変ですが…上の項目と被りますが…

 

 

100%では無い、しかも費用の高い遺伝子検査をするのは飼い主さんの負担も大きいと思います。

まだまだ治療法が確立していない病気も多いですが、少しでも動物さんの体が楽になるようお手伝いさせていただきます。

少しずつで良いので頑張ってあげてください。

 

ちなみに院長もさいこ先生も大学時代にひたすら感染症の研究をしていました。PCR漬けの毎日でした。

今も感染症の研究を続けている頼れる仲間もいますので、検査の内容で不安やわからないことがあればいつでも聞きにきてください!

 

 

いなば動物病院
電話番号 075-353-2700
住所 〒600-8415 京都府京都市下京区松原通烏丸東入上ル因幡堂町728-2
診療時間 午前9:00~12:00 午後17:00~20:00
休診日 木曜・日曜午後・祝日休診

TOP