ネコの「利き手」新研究 オスは左、メスは右の傾向 

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ネコの「利き手」新研究 オスは左、メスは右の傾向 

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2019/05/14 ネコの「利き手」新研究 オスは左、メスは右の傾向 

ネコのもふもふとしたかわいらしい手(前足)に関する新たな研究が、学術誌『Animal Behaviour』に発表されました。大半の飼いネコに、左右どちらか好んで使う手、つまり「利き手」があるというものです。しかも利き手は性別によって異なり、オスは左手を、メスは右手を使う傾向にあるらしいです。

 

利き手の性差は人間にも見られ、人間の男性には女性と比べて左利きが多い。「この違いは性ホルモンに関連するもの」と考えられているが、その仕組みや原因については、まだわかっていないという。

今回の結果はまた、ネコがストレスにどう対処しているかを知る手がかりにもなります。

人間以外の動物の利き手が研究されるようになったのは1970年代。これまでにクジラ、カンガルー、霊長類、さらには線虫までがその対象となってきた。こうした利き手の研究が目指しているのは、それがどのように発達するのか、また脳内でその発達を引き起こしている要因は何かを解明することです。

 

■トイレに入るときは? 餌を取るときは?

ネコの利き手を知るために、家庭で飼われているネコ44匹(うちメスが20匹)を対象に、それぞれの自宅で調査を実施しました。

 

3カ月にわたる調査において注目したのは、以下に挙げるネコの3つの行動です。

  • ・トイレに入る際にどちらから踏み出すか
  • ・階段を降りる際はどうか
  • ・寝転がるとき体のどちら側を下にするか

また、狭い穴に手を差し入れて餌を取り出すときに、ネコがどちらの手を使うかも調べました。

ここで重要なのは、調査の対象となるネコの行動が、普段過ごしている環境の中で行われる自発的なものであることらしい。

調査の結果、4分の3近くのネコが、左右どちらかの手を優先的に使っていることがわかった。また統計的に、メスは右手を使う傾向が明らかで、逆にオスには左手を使うものが多かったようです。

 

■飼いネコの利き手を調べるには

飼いネコの利き手を調べる方法は簡単で、やはりじっくりと観察することです。

飼いネコが階段を昇り降りする、あるいはトイレに入ろうとするとき、どちらの手を先に使ったかを記録し、数日から数カ月観察すれば、自分のネコが利き手を持っているかどうかを判断する十分なデータが揃うはずです。ただし、すべてのネコに利き手があるわけではないらしい。

 

■左利きは心配性

過去に行ったイヌの利き手に関する研究では、左利きおよび両利きのイヌは、右利きのイヌよりも怖がりで、強いストレスを感じるという結果も出ています。

ネコの場合もこれが当てはまれば、飼い主や保護施設のスタッフは、ネコをよりよく理解し、世話をする上で、この情報を活用することができるかもしれません。「動物福祉を実践する上での指標として、利き手というのは非常に興味深い課題です」と、イタリア、トレント大学の神経科学者ジョルジオ・ヴァッロルティガーラ氏は言う。

たとえば保護施設がネコの利き手を簡単に判断できるテストを開発すれば、もし左利きであることがわかった場合、ネコが不安になるような特定の環境を避けるといったことも可能になる。

 

さあ、あなたの飼い猫、飼い犬はどちらの手が「利き手」ですか?

 

 

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出典:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO26434120R00C18A2000000?channel=DF130120166020&nra

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