狂犬病予防ワクチン 2~3年間隔でも有効 東大教授ら

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狂犬病予防ワクチン 2~3年間隔でも有効 東大教授ら

スタッフブログ

2018/12/18 狂犬病予防ワクチン 2~3年間隔でも有効 東大教授ら

狂犬病ワクチンは年1回の接種が必要なのか

今回は「狂犬病予防ワクチン」についてのちょっとまじめなお話です!

狂犬病予防法により,「生まれてから91日以降の犬には生涯1回の行政への登録と,毎年1回の狂犬病予防注射を行わなければならない」と定められています。

生涯1回の登録というのは,人でいう戸籍やマイナンバーのようなもので,どんな犬がどの飼い主さんにどこの場所で飼われているのかを把握するためのものです。

狂犬病予防注射とは,その名のとおり「狂犬病」という病気にかからないための注射です。日本では毎年4月から6月は,「狂犬病予防注射月間」と決められておりまして,飼い主さんはこの時期に飼い犬に注射を受けさせるよう義務付けられています。

ここ京都市では,毎年4月頭から「公益社団法人 京都市獣医師会」に加盟しておられる先生方のご協力のもと,各小学校を会場にお借りして予防注射を行っています。

ちなみに当院も獣医師会に加盟しているため、集合注射のどこかの会場に出没しています(^^)/

 

 

(。。。僕には接種義務はありません)

 

 

しかし!!!

 

 

国内のすべての犬に年1回の接種が義務づけられている「狂犬病予防ワクチン」について、接種間隔を2~3年に広げても効果が持続する可能性が高いことが分かったとして、東京大の杉浦勝明教授(獣医疫学)らの研究チームが国際獣医学誌「プリベンティブ・ベタリナリー・メディスン」に発表しました。

先にも言った通り、日本では毎年の接種が義務化され、国内で承認済みのワクチンの有効期間は1年とされています。一方、近年は抗体価の持続性や接種による副作用のリスクが重視され、海外では有効期間3年のワクチンが主流となっており、日本の獣医師の間でも、接種方法の見直しを求める声が少なからずあります。

この研究では、国内で接種後1~3年が経過した犬について、ワクチンによる抗体価がどう持続するかを分析しており、過去の接種回数が①1回、②2~4回、③5回以上の3グループに分け、1年を超えて効果が続く割合を比較しています。

この結果、過去に5回以上接種したグループでは、2~3年後でも93.0%の犬が十分な抗体価を維持していて、2~4回接種のグループも、2~3年後は83.0%で抗体価が保たれていたそうです。一方、1回だけの接種では、2年後も十分な抗体価を維持した犬は54.8%しかいなかったようです。

杉浦教授は「最初の接種から1年以内に2回目を打った方が効果が維持されやすく、その後は間隔を2~3年に広げても有効と分かった。ワクチンによる副作用リスクや飼い主の経済的な負担を考慮し、年1回接種の見直しを検討すべきだ」と話している。

このような結果が出たのであれば、もしかしたら今後は接種間隔が2~3年に1回に伸びたり、接種プログラムが変更になるかもしれませんね。

 

ただし!!!

 

現状、法律上は年1回の接種が義務づけられているので、飼い主の皆さんは自己判断で接種間隔を延長しないでくださいね。

 

狂犬病予防注射はなぜ必要??

「狂犬病」という病気は人と動物の両方に感染し,発症すると100%死に至る恐ろしい病気です。

感染した動物に噛まれることで他の動物や人に感染していきます。人への感染源は,主に犬に噛まれたことによる事故が多いため,そもそもの犬がウイルスに感染しないように年1回の予防接種を受けさせなければいけないのですね。

厚生労働省の資料によると、アジアでは犬が狂犬病の主な媒介動物です。

しかし、オーストラリアではコウモリ、アメリカ大陸ではアライグマやスカンクなどが主な媒介動物になっていることが分かります。

動物を輸入する際、日本では検疫を行っていますが、検疫をくぐり抜ける動物がいるかもしれず、いつ狂犬病が日本に上陸してもおかしくない状況です

ちなみにこの狂犬病,日本では昭和29年を最後に国内での発生はありません。日本国内での発生はありませんが、フィリピンで犬に咬まれた男性が日本に帰国後発症した症例はあります。

しかし,世界では毎年55,000人もの人々が狂犬病に感染して亡くなっています。(世界保健機構(WHO)の推計)

国際化がどんどん進む今の社会,いつ狂犬病が日本に入ってきてもおかしくありません。万が一の事態になったとき,国内での病気のまん延を予防するために,かならず愛犬には予防注射を受けさせてください。

引用:https://mainichi.jp/articles/20171019/k00/00m/040/054000c

 

 

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